ギャラリーハウスMAYA装画を描くコンペティションvol.22受賞者展出品作。
画材:コピック/サイズ:387㎜×538㎜
〔描画過程〕
ギャラリーハウスMAYA装画を描くコンペティションvol.22受賞者展出品作。
画材:コピック/サイズ:387㎜×538㎜
〔描画過程〕
退屈な夏休みの間、暇つぶしに虫取りをする子は多い。
暇つぶしと言ったら失礼か…。
クワガタ捕りに真剣に取り組む子もいる。
カブトムシはよく蜂や蝉、コガネムシ、チョウチョなどに混ざって樹液を吸いにきているけど、クワガタは臆病なので、そういう賑やかしいところには寄ってない。
よくクワガタを捕れる子と捕れない子の差は
「クワガタがどういうところを好んで、どういうタイミングでやって来るかを知っているかいないか」。
クワガタは見た目によらず臆病。
なので、大概は葉に囲まれて見えないところにいる。
危険を感じたらすぐ地面に落ちて枯れ葉や土に擬態して逃げる。
鬱蒼とした森よりは、風通しのいい、水辺の木立が好き。
小雨や雨の後は樹液がよく出るので、舐めに来ている事が多い。
色々知ると、暇つぶしも楽しいものになります。
2023 グループ展出品作 380㎜×180㎜
子どもと過ごした大切な時間を、夏の日の空気や湿度、光や風、呼吸や葉の音とともに、もう一度体感できるような絵を描き残しておきたい、と思いました。
2023年ギャラリーハウスMAYA装画を描くコンペティション応募作
課題図書『パノラマ島奇譚』江戸川乱歩
2023 300㎜×200㎜
自分と瓜二つの大金持ちの知人に成りすます主人公と、
主人公を本当に我が夫かと疑い続ける若く美しい妻。
2022 ポストカード 120㎜×126㎜
子どもが小さかった頃、家族で行った温泉の街に
今度は二人で行けるといいね、というイラストレーション。
山形県蔵王温泉街。
2022 グループ展出品作 307mm×207㎜
トンボ採り名人の彼は、トンボとの間合いを詰めるまでむやみやたらに虫網を振り回さない。狙ったトンボに悟られぬよう、気配を消して近づいていく。
2022 200㎜×300㎜
2023 グループ展出品作 298㎜×142㎜
息子が大きくなってからも、夫はクワガタ採集をしたい息子を夜や明け方、
クワガタが好む田んぼや小川のある水辺の林へ連れて行ってあげるのでした。
2024年3月25日~30日、ギャラリーハウスMAYAではグランプリの本田征爾さんの個展、そしてMAYA2では準グランプリの三田圭介さん、アルビレオ賞のおかドド、川名潤賞のKUNISHIさん、守先正賞の早川洋貴さん、MAYA賞の石田加奈子さんの5名によるグループ展があります。
皆さん、とにかく画力あり実力者で、このようなメンバーの中で自分のイラストレーションを展示させていただけるのがとても嬉しいです。
ぜひ、会場へ素晴らしい原画に会いにきてください!
ギャラリーハウスMAYA
〒107-0061 東京都港区北青山2-10-26